土地活用にこれからトライするあなたへの指南

土地は所有しているだけでは管理コストがかかるだけで、何の収益も生み出しません。黙っていても土地が値上がりしたのは過去の話で、今後は積極的に有効活用しなければ、資産価値が目減りしていく可能性があります。土地活用の最も単純な方法は売却することです。土地を現金化することで固定資産税や都市計画税の負担がなくなり、相続も簡単になるというメリットがあります。また売却して得た資金で株式や債券を購入したり、別の土地に投資したりすることもでき、選択の幅が広くなります。ただし利用価値の高い土地は、もっと有効に活用する方法があるかもしれません。また先祖代々の土地で、簡単には売れないという場合もあるでしょう。そのようなときは、売却せずに土地活用する方法を検討しなければなりません。

大規模な建築物ほどリスクもリターンも大きい

一般に土地活用といえば、保有している土地の上に建物を建てて、そこから収益を上げることを指します。建物としてはアパートやマンションをはじめ、戸建住宅や商業施設がありますし、トランクルームや駐車場といった簡単な施設も含まれます。また最近では太陽光発電設備を建設するケースも増えています。普通は大規模な施設を建てるほど、リスクが高くなるかわりに収益も大きくなります。特に賃貸住宅経営は、安定した収益を期待できる反面、空室リスクなどがつきまとうため、ある程度の専門的な知識が必要になります。駐車場経営は初期投資が少なくて済み、リスクがそれほど大きくないかわりに、リターンも限られてきます。太陽光発電は、交通の不便な田舎の土地でも収益を上げられる点がメリットです。

収益源となる建物を誰が建てるのか

建物を誰が建てるかによっても、必要な資金と期待される収益の額が変わります。多額の資金を用意できない場合、土地そのものを担保として融資を受け、建築費用に充てることができます。毎月の収益はローンの返済に回しますが、完済すれば全部自分の収入になります。少額の初期投資で多額の資金運用が可能なことから、レバレッジ効果と呼ばれています。無論ローンの返済ができなくなるリスクは考慮する必要があります。自分で建物を建てずに、土地を貸すだけという方法もあります。マンションや駐車場などは、借りた不動産業者が建設します。収益の額は自分で建てるより少なくなりますが、リスクは低い方法です。定期借地権を設定すれば、契約期間満了後は確実に土地を取り戻せるため、安全に運用できます。